当初は、「四谷コーポラス」のように主に高額所得者がマンションを購入しましたが、1960年代の高度成長、70年代の列島改造ブームを通して、次第にマンションが大衆化してきたのです。所得倍増計画などで庶民の所得水準も上がり、それでも不足する資金を補うために住宅金融公庫の最長35年の長期ローンが整備されるなど、一般庶民にとっても十分手が届くようになり、都市における共同住宅での生活が十分に受け入れられるようになってきたのです。そうしたなかで大規模なニュータウン開発が活発化してヨコの拡大が始まると同時に、超高層によるタテヘの拡充も始まったわけです。民間マンションが登場して20年で超高層マンションが登場してきたのですが、そこから数えてもまだようやく四半世紀。超高層マンションの歴史はまだまだ長くはないわけですが、その歴史は早くも大きな飛躍の時期を迎えているのです。